アイルランド科学財団（SFI）の2014年7月31日付のニュースで、標記の記事が掲載されている。以下にその概要をまとめる。
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アイルランド科学財団（SFI）が発表した2013年の年次報告書によると、SFIは2013年、政府雇用行動計画（Government’s Action Plan for Jobs）に基づくすべての目標を達成した。

2013年の主な業績の一つは、6年間で総額3億ユーロを拠出するという、これまでで最大規模の産官共同出資を通じて、世界トップレベルの新しい7つの研究センターの開設を実現させたことである。これらのセンターは、国家研究の優先順位付け（National Research Prioritisation Exercise）の他、政府雇用行動計画でも目標に据えられているビッグデータ分析等、主要な成長分野を支えている。これらのセンターでは今後、800人を超えるトップクラスの研究者の雇用を支援することにしており、研究活動期間中に国庫に由来しない追加の研究資金が確保されれば、最大で1,000人の雇用創出につながるものと期待されている。また、海外からさらなる直接投資を誘致するのに役立つと同時に、新たなスピンオフ企業やハイテク関連の新興企業の創設を促すという点でも重要である。SFIは2014年、研究センター・プログラム（Research Centre Programme）を拡大する意向であり、産業部門と共同でアイルランドにとって重要性の高いテーマ別分野における研究提案の募集を行う旨を発表している。

[JSTパリ事務所]