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- 国・地域名:
- EU
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 欧州委員会(EC)
- 元記事公開日:
- 2022/05/05
- 抄訳記事公開日:
- 2022/06/09
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水素:EUにおける電解槽製造能力を10倍にする業界の取り組みを支援
- 本文:
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(2022年5月5日付、欧州委員会(EC)の標記発表の概要は以下のとおり)
域内市場担当委員のティエリー・ブルトン氏と欧州の電解槽メーカーがこのほどブリュッセルで会合し、クリーンな水素の製造に使用される電解槽製造業界の能力を高める方法について議論した。同委員と20名の業界CEOが共同宣言に署名し、同業界は2025年までに電解槽の製造能力を10倍に増やすことを約束した。これにより、2022年3月のREPowerEUコミュニケで目標として設定された、2030年までに年間1,000万トンの再生可能水素をEUで生産できるようになる。欧州の持続可能で安全なエネルギー供給を改善し、EUのロシア産ガスへの依存を減らすことになる。
上記共同宣言は、欧州の電解槽メーカーが合意した、製造能力を10倍の年間17.5GWに増やすという目標を定めている。また、支援に向けた規制枠組みを整備し、資金へのアクセスを容易にし、効率的なサプライチェーンを促進するための次に示すような欧州委員会施策を特記している。
▽再生可能水素の生産に関する規制により、欧州での再生可能水素の市場と生産が、迅速かつ手頃な価格で立ち上がることを支援。
▽再生可能水素を含む再生可能エネルギー・プロジェクトの認可促進に関する勧告と立法案の採択。
▽水素プロジェクトに対して国レベルで優先事項として支援を表明することの評価。
▽電解槽メーカーによる公約は、気候対策目標と REPowerEU の目標に完全に一致する高品質のプロジェクト提案にのみに適用。
▽電解槽の製造・展開プロジェクトに対する資金支援を促進するために欧州投資銀行(EIB)と協力。
▽欧州クリーン水素同盟の既存の組織内で、電解槽の製造業者と部品および材料の供給業者を結集させる「電解槽パートナーシップ」を設立。
▽EU産業戦略の枠組みの中で、バリューチェーンの統合、主要な原材料と化学物質の依存の多様化と対処のための共同の取り組み。 [DW編集局]