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- 国・地域名:
- 英国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- ビジネス・エネルギー・産業戦略省(BEIS)
- 元記事公開日:
- 2022/04/08
- 抄訳記事公開日:
- 2022/06/08
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英国政府が未来のエネルギー技術への投資を発表
Government unveils investment for energy technologies of the future
- 本文:
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(2022年4月8日付、ビジネス・エネルギー・産業戦略省(BEIS)の標記発表の概要は以下のとおり)
政府は本日、今後数十年にわたって英国の家庭や企業に電力を供給し、英国のエネルギー安全保障をさらに強化する革新的なエネルギー技術に対する3億7,500万ポンドの幅広い支援パッケージを発表した。
これには、クリーンで低コストのエネルギー技術としての水素の生産を支援するための2億4,000万ポンド、次世代の核技術を開発するための250万ポンドのファンディング、さらに炭素回収の研究に向けた500万ポンドが含まれる。
今回の投資は、これらの最先端技術の研究、開発、展開を支援し、国に必要なエネルギーの独立性を与え、高価な化石燃料への依存を減らすものである。次世代の原子炉から、産業、電力、輸送、潜在的には暖房用の水素に至るまで、政府は英国がさまざまな技術でエネルギーを得る方法に革命をもたらす。
首相が発表した英国のエネルギー安全保障戦略は、英国が、(短期的には国内の石油とガスの生産を支援するが)、風力、新しい原子力、太陽光、水素の導入を加速する方法を示している。これにより2030年までに低炭素電力は95%になる可能性がある。
■政府支援の概要
2022年末からの助成ファンディングを目的とした、(低炭素水素生産プロジェクトを資金支援する)2億4,000万ポンドの「ネットゼロ水素基金」。これにより、2025年までに最大2GW、2030年までには最大10GWの低炭素水素生産能力を有し、水を水素と酸素に分解して電力を生産するという政府目標が前進する。
「水素ビジネスモデル」は、水素の生産コスト(ストライク価格)と水素の販売価格(参考価格)の差をカバーするべく、電解プロジェクトに1億ポンドを投じて水素生産へのさらなる投資を支援する。これに対するファンディングは今夏開始される。
「産業用水素促進措置」は、水素の実現可能性を企業に示し、エネルギーシステムの切り替えコストを削減することにより、製造業などのセクターで、クリーンで手頃な燃料源として水素を採用する英国産業界を支援する2600万ポンドのイノベーション・ファンディング・プログラムである。
英国新型モジュール式原子炉(AMR)の開発を目指す入札事業者向けの250万ポンドのコンペティション。これらの原子炉は、斬新で革新的な燃料、冷却材、技術を使用して、産業用および家庭に電力を供給するための高熱を生成する。産業界の代表者は、そのプロジェクト開発のために、このファンディングに応募するよう求められている。これに加えて、BEIS大臣はこのほど、英国のAMR開発実現を支援するために、原子力規制当局(原子力規制局(ONR)および環境規制機関(EA))に追加で83万ポンドのファンディングが提供された旨発表した。
ACT 3 スキームの下で炭素回収貯留(CCS)技術の促進に500万ポンドの政府ファンディング。CCSは、(そうでなければ大気中に放出される)温室効果ガスの排出を回収、輸送、貯蔵するもので、つまりエネルギーを貯蔵して利用することができることを意味する。ACT 3は、英国を含む世界14か国間の国際的なイニシアチブであり、研究・イノベーションプロジェクトへのファンディングを通じて、CCS技術の促進を目的としている。今回のファンディングは、企業が英国で投資できるように、技術の商業化を支援する。
[DW編集局]