[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
元記事公開日:
2022/04/12
抄訳記事公開日:
2022/06/14

BMBFがX線とナノ研究の研究センター(CXNS)をハンブルクのDESYに開設

„Ein Forschungszentrum, das Seinesgleichen sucht“

本文:

(2022年4月12日付ドイツ連邦教育研究省(BMBF)による標記報道発表の概要は以下のとおり)

連邦教育研究省(BMBF)は、ハンブルク市、シュレースヴィッヒ・ホルシュタイン州と共にX線とナノ研究に関する研究センター(CXNS)をハンブルクに開設した。
新しい研究棟は、ハンブルク・バーレンフェルトの「DESY(ドイツ電子シンクロトロン)キャンパス」内にある。今後CXNSでは、ナノ科学、材料科学とX線を組み合わせた基礎研究や先端研究が可能となる。「DESY周辺のスタートアップ拠点に近いことから、研究から生まれたアイデアをより速く実用化できることが期待される」とBMBF大臣はハンブルクで述べた。
シュタルク・ヴァッツィンガーBMBF大臣は、シュレースヴィッヒ・ホルシュタイン州の科学大臣であるカリン・プリエン(Karin Prien)氏およびハンブルク市科学大臣カタリーナ・フェーゲバンク(Katharina Fegebank)氏と共に正式に開所式を行った。この研究棟には、政府より1,500万ユーロが提供されている。
新しいオフィスと研究棟には、キール大学、ヘレオン・ヘルムホルツ・センター、およびDESYから約250人の従業員が勤務し、ライプニツ結晶成長研究所の支所もここに置かれる予定である。
多機関、学際的なプラットフォームを備えた新しい建物は、DESYにあることから、この研究センターは、非常に強力なX線源PETRAⅢに近いという利点もある。

[DW編集局]