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- 国・地域名:
- 英国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 英国研究・イノベーション機構(UKRI)
- 元記事公開日:
- 2022/05/06
- 抄訳記事公開日:
- 2022/06/27
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UKRIとDstlが英国の工学生物学(Engineering Biology)の革新的プロジェクトに2,060万ポンドの助成
- 本文:
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(2022年5月6日付、英国研究・イノベーション機構(UKRI)の標記発表の概要は以下のとおり)
英国研究・イノベーション機構(UKRI)と国防科学技術研究所(Dstl)は、英国全体の革新的なプロジェクトに2,060万ポンドを投資した。UKRIパートナーと Dstlによる最近の投資は、次のことを目的としている。
・学際的研究を強化する
・コミュニティを構築する
・工学生物学(Engineering Biology)分野で世界をリードする能力を持続的に保持するという英国の目標を推進する■工学生物学への道を開く
今回の新規ファンディングは、従来の投資に基づいて、英国の工学生物学向けの刺激的で野心的な作業プログラムを推進する:新規研究、イノベーションとコミュニティ形成、能力開発
■移行助成金
英国の主要10機関に対して最大24か月間、12件の助成が実施され、総額で1,478万ポンドの投資が行われた。この助成金により、提案された国家工学生物学プログラムの確立に向けて、英国全土で研究コミュニティと能力の継続的成長が可能になる。
また、次のような斬新な新規研究アイデアの開発も支援する。・昆虫病防除を改善するための分子構造のエンジニアリング
・環境から金属を回収するための微生物のエンジニアリング
・微生物群集のエンジニアリング
・発酵プロセスでの炭素排出量削減■画期的アイデア
23の助成金が最大12か月間、英国の主要15機関に提供され、Dstlからの共同出資を含め、総額225万ポンドが投資された。この助成金は、工学生物学における次の分野の画期的なアイデアの開発を支援する。
・新素材
・生物に着想を得たデザイン
・バイオエンジニアリングによる細胞とシステム助成対象には次のものが含まれる。
・DNAオリガミを用いた新しい光学材料の開発
・タンパク質生産のための生物学的機構の変更
・抗がん剤送達用の人工細胞の設計 [DW編集局]