[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
保健福祉省(HHS)
元記事公開日:
2022/05/31
抄訳記事公開日:
2022/07/13

バイデン政権が保健福祉省に環境正義室(OEJ)を設置

Biden-Harris Administration Establishes HHS Office of Environmental Justice

本文:

(2022年5月31日付、保健福祉省(HHS)による標記記事の概要は以下のとおり)

保健福祉省(HHS)は、公害やその他の環境衛生問題を抱える不利な立場にあるコミュニティや脆弱な人々の健康をより適切に保護するため、環境正義局(OEJ: Office of Environmental Justice)を設置する。OEJは、バイデン政権が「国内外における気候危機への取組みに関する大統領令」の一環として創設したHHSの気候変動・健康公平室に併設される予定である。

環境正義政策、プログラム、分析のためのHHS全体のハブとして、OEJは以下の任務を担う。

▽環境正義をHHSの使命に統合し、全米の恵まれない地域社会と脆弱な人々の健康を改善するためのイニシアチブを主導
▽環境正義と健康に関するHHS全体の戦略の策定と実施
▽HHSの環境正義に関する年次報告書の調整
▽1964年公民権法の遵守を支援するための、HHS公民権局(OCR)への環境正義に関する専門知識の提供
▽環境正義の人材を育成するための研修機会の促進

OEJは、2022年HHS環境正義戦略および実施計画の策定を進めるため、草案に対するパブリックコメントを募集している。本計画は、有色人種や不利な立場にある人々、脆弱な人々、低所得者、疎外された人々、先住民の人々の環境・健康上の不公正に対し最善の対応をするための優先的な行動と戦略を特定するものである。

[DW編集局+JSTワシントン事務所]