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- 国・地域名:
- 英国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- ビジネス・エネルギー・産業戦略省(BEIS)
- 元記事公開日:
- 2022/05/23
- 抄訳記事公開日:
- 2022/07/11
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4000万ポンドのコンペティションにより商用自動運転サービスの展開を支援
- 本文:
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(2022年5月23日付、ビジネス・エネルギー・産業戦略省(BEIS)の標記発表の概要は以下のとおり)
配達車両や乗客シャトルなどの商用自動運転サービスを開始するための新規4,000万ポンドのコンペティションが、このほど開始された。このファンディングにより、今後10年間で、英国全体で数万人の熟練雇用が創出される可能性がある。
この「接続自動モビリティの商用化(Commercialising Connected and Automated Mobility)」コンペティションは、2025年から英国全土で商用自動運転車の展開を支援するための助成金を提供する。これにより、消費者に利便性をもたらし、移動をより安全で環境に優しく、より信頼できるものにする。このコンペティションは、企業と投資家を結びつけ、持続可能なビジネスモデルを全国的に展開し、世界への輸出にも役立つ。
展開可能な自動運転車の種類には、配達用バン、乗用バス、シャトル等のほか、空港で人や荷物を運ぶ車両や、港でのコンテナを運ぶ車両が含まれる。
このコンペティションは、自動運転車技術における英国のグローバルリーダーとしての評判を確固たるものとし、2035年までに英国経済に420億ポンドの価値をもたらす可能性がある新しい産業を誘発し、3万8,000の新たな技能職を創出する可能性がある。
150万ポンドのファンディングは、自動運転車を、大量輸送システムに代わる公共交通手段として使用できるかに関する調査・研究に充てられる。これには、たとえば、新たな鉄道路線よりも安価で柔軟性のある、他の交通とは分離したルートでの自動運転車使用が含まれる。
英国政府は、技術の安全性を確保するため、自動運転車の包括的な法的保証の枠組みの策定に継続して取り組む。政府は、安全で責任ある展開を可能にする自動運転車の包括的な法律を導入する交通法案を発表している。
英国で自動運転車としてリストされる最初の車両(自動車線維持システム(ALKS)規制の下で承認された車両)は、今年後半に購入、リース、レンタルできるようになる可能性がある。車両は厳格なテストを受け、厳しい基準を満たした場合にのみ自動運転が許可される。
[DW編集局]