（2022年6月8日付、米国航空宇宙局（NASA）の標記報道発表の概要は以下のとおり）

NASAとフランス国立宇宙研究センター（CNES）は、6月7日、ワシントンのフランス大使公邸でアルテミス協定に署名した。これにより、フランスは、宇宙探査協力のアルテミス協定に署名する20番目の国、欧州連合（EU）の中では5番目の国となった。

アルテミス協定は、NASAの21世紀の月探査計画に参加する国家間の宇宙探査協力のための実践的な一連の原則を通じて、共通のビジョンを確立するものである。
NASAは、米国国務省（DOS）と協力して、2020年にアルテミス協定を立ち上げることを発表した。アルテミス協定は、1967年の宇宙条約における主要義務の重要な運用の実施を強化・規定し、登録条約、宇宙救助返還協定、およびNASAとそのパートナーが支持した責任ある行動（科学データの公開を含む）のベストプラクティスと規範に対するNASAと署名国によるコミットメントを強化するものである。

米国は、宇宙における安全で平和な繁栄する未来を確立するために、国際的なパートナーと協力を継続しており、今後数ヶ月・数年のうちに、さらに多くの国々がアルテミス協定に署名する予定である。新規・既存両方のパートナーと協力することで、新しい活力と能力が加わり、全世界が我々の探索と発見の旅から恩恵を得ることができるようになる。

[DW編集局+JSTワシントン事務所]