（2022年8月31日付、国防高等研究計画局（DARPA）標記発表の内容は以下のとおり）

本プログラムは、キャリアをスタートさせつつある優れた科学者や工学者を、DARPAでの2年間職務に採用することを目的としている。この「DARPAイノベーション・フェローシップ・プログラム」は、国防総省（DOD）による革新的技術の特定を支援する、ハイインパクトな探索的研究のポートフォリオを作成・管理する人材を選出するものである。

本フェローシップの取得者は、バージニア州アーリントンにあるDARPA本部で有給の職に就く。フェローは、DARPAプログラムマネージャーのみならず、DARPA資金による研究に取り組む大学、産業界、および非営利団体の研究者とも協働する。フェローは防衛科学室（DSO）に配属されるが、DARPAのすべての技術部門の領域に亘って活動する。

博士号取得後5年以内の者およびSTEM学位を有する現役軍人が、本フェローシップに応募することができる。例外的に、STEM学位を有する学士または修士レベルの候補者を検討する場合もある。DARPAはDODの一部であるため、フェローシップ申請には米国市民権が必要であり、選ばれた場合はセキュリティクリアランスの入手と維持が可能であることが条件となる。

DARPAイノベーション・フェローシップは、DARPA軍人チーフフェローや若手研究者アワードなどの既存プログラムを補完するものである。最初のクラスは2023年1月に開始、その後6カ月毎に新たなクラスが募集される予定である。

[DW編集局+JSTワシントン事務所]