（2022年9月2日付、大統領府による標記発表概要は以下のとおり）

本日、バイデン大統領は、過去数十年で最大規模の地域経済開発コンテストである 10 億ドルの「ビルド・バック・ベター地域チャレンジ」 の受賞プロジェクト21件を発表した。大統領の「米国救済計画」の資金で、商務省（DOC）の経済開発局（EDA) が運営するこのチャレンジは、地域経済の再建、包摂的かつ公平な復興、クリーンエネルギー・次世代型の製造・バイオテクノロジーなどの未来産業における高収入雇用の創出のために資金を提供する。

受賞プロジェクトの地域は24州にまたがり、それぞれ2,500万ドルから6,500万ドルの資金を受け取るほか、民間企業や地元団体が、これらのプロジェクトに3億ドルを追加投資する。受賞プロジェクトには、以下のようにさまざまなものが含まれる：

・労働者トレーニングプログラムの開発と就業促進
・家族経営の製造業者の電気自動車への移行支援
・部族社会の中小企業を支援するデジタル金融機関設立
・小規模農家へのデジタルリソースの提供
・新事業のための工業用建物の改修と再利用
・薬剤コストを下げるための医薬品サプライチェーンの再構築
・試験とトレーニングのための高度製造センターの建設
・炭鉱跡地への太陽エネルギー配備

プロジェクトには529件の応募があり、これは地域経済の開発アプローチの変革に対する多大な需要を例証するものである。EDAは応募プロジェクトから60件の最終候補を選出し、クラスター戦略のさらなる開発のため約50万ドルの資金と技術支援を提供した。その上で、今回21件の受賞プロジェクトが選ばれた。EDAは、技術支援、他地域との連携、能力開発を行う「実践共同体」（Community of Practice）の創設により、60の最終候補すべてを引き続き支援する。

[DW編集局+JSTワシントン事務所]