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- 国・地域名:
- 英国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- ビジネス・エネルギー・産業戦略省(BEIS)
- 元記事公開日:
- 2023/01/13
- 抄訳記事公開日:
- 2023/02/16
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宇宙ベース太陽光発電の開発協力で、サウジアラビアと協議
- 本文:
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(2023年1月13日付、ビジネス・エネルギー・産業戦略省(BEIS)の標記発表の概要は以下のとおり)
英国とサウジアラビア政府はこのほど、宇宙太陽光発電の開発への投資など、宇宙とイノベーションにおける協力に向けた野心的な計画について協議した。
英国企業Space Solar Ltd社と、サウジアラビアが建設中のNEOM(スマートシティ・イノベーション、世界クラスの技術、データ・インテリジェンスを取り入れた新都市)とのコラボレーションにより、両国が各々今後数年間に「宇宙を拠点とする太陽光発電(SBSP)」の開発に多額の投資を行う可能性がある。
SBSPは、太陽電池パネルを搭載した超大型衛星を静止軌道上に乗せて太陽光エネルギーを収集し、そのエネルギーを無線技術を使用して地球上の定点に送るものである。風力や地上の太陽光エネルギーと比較して、昼夜を問わず、年間を通じて、あらゆる気象条件のもとでクリーンなエネルギーを提供できることが大きな特徴である。近年、コストが急速に低下するにつれて、この技術への関心が高まっている。
英国の早期の投資により、民間からの多額の投資を活用することができ、英国におけるSBSPの開発は、価値ある知的財産、雇用、産業契約の創出を通じて、国内の宇宙技術分野に大きな利益をもたらす可能性がある。
[DW編集局]