（2023年2月22日付、内閣府の標記発表の概要は以下のとおり）

・退役軍人の医療を支援する最先端の治療法や技術を推進する22のプロジェクトに500万ポンドを助成する。
・プロジェクトは、さまざまな分野から英国の科学研究の粋を集め、身体的および精神的健康への取り組みを支援する。
・この助成は、英国の救命能力を向上とともに、女性退役軍人の健康や人工装具、Eプラスター（E-plasters）に関する研究にも役立てられる。

本日、退役軍人の身体・精神両面の健康を支援し、将来的にはNHS（国民保健サービス）による治療の主流化と改善に資する可能性を持つ、最先端の技術、イノベーション、研究を活用するプロジェクトが発表された。

国防・セキュリティ促進機構（DASA）と共同で実施される、今回発表された退役軍人局（OVA）の「医療イノベーション基金（Health Innovation Fund）」による支援対象には、英国全土の主要な学術機関、民間企業、慈善団体が含まれている。

今回助成が決定した22件の革新的なプロジェクトには、次のようなプロジェクトが含まれる。

▽四肢の痛みを治療するための革新的なインプラントなど、新たな義肢を開発するための4件の関連プロジェクト/インペリアル・カレッジ・ロンドン
▽先進的な生体材料と電気を使用し皮膚の傷の治癒を促進する革新的な創傷治癒技術であるEプラスター（E-Plasters）の開発/NuTissu社
▽外傷性脳損傷を受けた退役軍人向けの、血液と唾液中のバイオマーカーを使用した、予後と治療を予測するアルゴリズムの開発/バーミンガム大学
▽退役軍人女性のうつ病と不安神経症を治療するためのAIを活用した技術の開発と評価/エクセター大学、IonaMind社

[DW編集局]