[本文]
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- 国・地域名:
- フランス
- 元記事の言語:
- フランス語
- 公開機関:
- 軍事省
- 元記事公開日:
- 2023/04/18
- 抄訳記事公開日:
- 2023/05/01
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シンガポールと共同ラボ開設へ 防衛向けAIで
- 本文:
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フランスとシンガポールの両政府は4月18日、防衛向けの人工知能(AI)研究開発を行う共同の研究室を開設することで合意した。シンガポールに設けられ、同国の国立大学のテマセク研究所とフランスの国立科学研究センター(CNRS)が連携して運営する。
1997年に始まった2国間の研究イニシアティヴ(通称SAFARI)の一環として行われる。SAFARIではこれまで海軍、ロボティクス、生物・化学などの分野で 70 以上の共同プロジェクトが行われてきたが、こうした協力関係が今回、防衛向けAIに拡大した格好だ。
今回研究対象となるAIは、指揮命令、意思決定支援、自律性、戦闘における優位性の確保などへの応用が想定されているが、潜在的には、コンピューターによる監視、地理情報、自動言語処理なども考えられるという。科学的な知見を積み上げ、経済的利益につなげたいとしている。
フランス軍事省のエマニュエル・シバ軍事装備部門次官と、シンガポール国防省のチャン・ヘン・キー事務次官が同日、シンガポールで合意書に調印した。
[DW編集局]