[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦経済エネルギー省(BMWi)
元記事公開日:
2014/09/26
抄訳記事公開日:
2014/10/22

起業に関する情報窓口を一本化

Gabriel: Start-ups sollen Informationen aus einer Hand erhalten

本文:

連邦経済エネルギー省(BMWi)は、「起業における労力と経費の全体‐ビジネス・アイデアから当初売上に至る経過」と題する調査報告書を公表した。これに関してBMWiは概略下記のような報道発表を行った。

連邦政府、州、産業界が共に起業に関する一連の手続き簡素化するための可能性を探求する。この調査では、起業における時間や申請、申告手続きのコスト等を計算している。調査によれば、平均的な時間/コストは、一起業当たり2時間/95ユーロとなっている。この数字は、起業家の労力全体、つまり持続可能なビジネス・コンセプト、顧客の獲得、資金源の確保等と比較すると僅かでしかない。しかしこれが毎年30万人の起業家によってなされるのであり、簡素化は大きな効果をもたらし、大きな負担減と結びついている。

ガブリエルBMWi大臣は、「起業家はビジネスに集中すべきであり、書類や官庁への申請に無駄な時間を費やすべきではない。起業時の負担を軽減するために、統一的な取扱処理、所管官庁とのデジタルなコミュニケーション、各種支援内容に関する透明性を持った情報によって寄与しようとしている。一貫して一つのソースから情報を得るべきであり、申請、申告等も一括して行えなければならない。連邦統計庁の試算によれば、こうすることによって起業時の労力、経費が約28%軽減される。

BMWiは、各州と商工会議所と協力して、「申請取扱機関の一本化」をどのように起業家に意味のある体制にできるのかという戦略を作成する。10月に「申請取扱機関の一本化2.0」と題する会議を開催する。

[DW編集局]