（2023年4月19日付、科学・イノベーション・技術省（DSIT）の標記発表の概要は以下のとおり）

第1次の科学・工学・技術専門家が、新設のDSIT出向制度への配属を受け入れた。

この「専門家交流制度（Expert Exchange）」は、英国の学界・産業界から最先端の専門知識を持ち込み、量子科学やデータ科学から半導体や生命科学に至るまで、将来の最も重要な研究や技術を推進する目的で、出向者を政府内に取り込む方法を見直すべく設置された。また、出向者が最長9か月間、政府機関での実務経験を積むことで、科学・技術・研究業界と政府との間のつながりを強化することも目的としている。

出向者は、英国政府の総力を挙げて科学・技術・イノベーションを後押しし、将来の産業界の成長を促進し、最終的にはすべての国民の生活向上を図るというDSITの中核的任務を担う。

この専門家交流制度は、2030年までに科学技術の超大国としての英国の地位を確立するという政府の計画である「科学技術枠組み（Science and Technology Framework）」の目標に基づくものである。とりわけ、この出向制度は、既に憧憬に値する英国の人材とスキルを基盤とする事、公共部門全体でイノベーションを促進する文化を創出する事という、枠組みの目標に沿うものである。

[DW編集局]