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- 国・地域名:
- フランス
- 元記事の言語:
- フランス語
- 公開機関:
- 首相府投資総務庁(SGPI)
- 元記事公開日:
- 2023/05/17
- 抄訳記事公開日:
- 2023/06/08
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「フランス2030」:水素セクターの開発に1億7,500万ユーロを追加
France 2030 : 175 M€ supplémentaires pour développer la filière hydrogène
- 本文:
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(2023年5月17日付、首相府投資総務庁(SGPI)の標記発表の概要は以下のとおり)
政府は5月17日、水素製造や供給、利用にかかわるエコシステム形成を目的とした「水素地域エコシステム」プロジェクトの公募開始を発表した。
政府は、エネルギーと環境のいずれの転換にも不可欠な水素産業の発展を優先事項としており、脱炭素を図る水素開発の国家戦略を2020年までに策定している。また政府の5か年投融資計画「フランス2030」を通じ、イノベーションの先端を行く国内研究所やメーカーによる技術の展開に90億ユーロを投じてきた。
今回の「水素地域エコシステム」プロジェクトの公募は、こうした取り組みの一環であり、水素の生産と流通、自動車の普及への資金提供を目的としている。2018年以降、すでに全国で35のエコシステムが支援され、3億2千万ユーロを超える公的資金が投入されている。
発表に臨んだアニエス・パニエ=リュナシェ・エネルギー移行大臣とブルーノ・ボネルSGPI長官らは、このプロジェクト公募を進めるために、「フランス2030」とエネルギー移行省からさらに1億7,500万ユーロを提供すると発表。一定の地域レベルで水素の製造、供給および利用(産業用、移動用を問わない)に関わるさまざまなチェーンを地域内で統合したエコシステムを開発することが目的だと強調した。この統合により、水素コストを最適化する共有インフラが出現し、チェーン全体における投資の調和が促進される。このプロジェクト公募を通じて投資家、インフラ事業者、水素利用者のコンソーシアムの形成も奨励している。
公募されたプロジェクトは「主として産業利用に供する新しいエコシステム」、「主として移動用途に用いる新しいエコシステム」、「新しい移動手段への活用による既存エコシステムの延長」という3つのカテゴリーで評価され、競争により選定される。環境・エネルギー管理機構(ADEME)がファンディングを行い、2023年9月15日まで公募する。
[DW編集局]