（2023年6月2日付、中国科学技術部の標記発表の概要は以下のとおり）

王志剛中国科学技術部部長は、2023年5月28日から31日にかけて、代表団を率いてニュージーランドを訪問し、アイシャ・ヴァーラル保健相、研究・科学・技術革新担当相と二国間会談を行った。両氏は、第６回中国ニュージーランド科学技術協力合同委員会に出席し、挨拶を行うとともに会議文書の署名に立ち会った。両氏はまた、ニュージーランドのマラガン医学研究所を訪問し、医学分野における中国とニュージーランドの科学技術協力について突っ込んだ意見交換を行った。

王志剛部長は、「2022年11月に行われた習近平主席とニュージーランドのアーダーン首相（当時）の会談は、両国関係の健全で安定した発展の方向性を指し示した。科学技術は両国の重要な協力分野の一つであり、今回の合同委員会の開催は、両首脳の会談の合意を実行に移す具体的な措置である」と述べた。

ヴァーラル大臣は、王志剛部長の協力の提案を高く支持し、「ニュージーランドは、中国を重要な科学技術イノベーション協力のパートナーとみなしている。双方は実質的で質の高い、互恵・ウインウインの科学技術イノベーション協力を展開してきた。この合同委員会は、今後の両国間の科学技術イノベーション協力の指針となるであろう。ニュージーランドは、本委員会の合意を実行に移し、中国との協力をさらに深化させたい」と述べた。

王志剛部長とヴァーラル大臣の立会いの下、戴鋼科学技術部国際協力局局長とロビン・ヘンダーソン・ニュージーランド商業革新・就業省科学革新・国際局局長が、第６回中国ニュージーランド科学技術協力合同委員会会議録に署名した。

訪問期間中、王志剛部長はまた、中国・ニュージーランド科学者座談会に出席し、ニュージーランドの医学、食品、農業、水資源などの分野の科学者や若手研究者と議論、交流を行った。また、ニュージーランド王立協会、王立水大気研究所、王立植物・食品研究所、モリスバイオ医薬研究センターなどの研究機関を訪問し、中国とニュージーランドの科学技術協力、共同研究プラットホーム構築、ニュージーランドの科学技術イノベーションの状況について理解を深めた。

[DW編集局]