[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
国立科学財団(NSF)
元記事公開日:
2023/06/22
抄訳記事公開日:
2023/07/27

NSF、研究開発投資の成果を評価するプログラムを立ち上げ

NSF launches new $30 million program to assess outcomes of R&D spending

本文:

(2023年6月22日付、国立科学財団(National Science Foundation:NSF)の標記発表の概要は以下のとおり)

本日、NSFは、研究開発投資の効果を評価し、意思決定者向けにモデルや情報を作成する研究支援プログラムとして、「技術成果の評価・予測(Assessment and Predicting Technology Outcomes:APTO)」を立ち上げた。プログラムの資金規模は3,000万ドルである。

NSFの「技術・イノベーション・パートナーシップ局(Directorate for Technology, Innovation and Partnerships:TIP)」が実施するAPTOは、データの同化、能力、生成、利用など、過去と将来の技術成果を正確に記述するデータの集約およびモデルの構築に資金を提供する。これらのモデルによって、特定の技術の将来の成果と、どのような投資が成果を確実にもたらし加速するかを予測することができる。APTOの授与期間は最長5年間である。

技術の成果モデルを構築し、テストするためには、履歴、実験、専門家の聞き取りなどから収集された、大量の専門的データが必要となる。また人工知能、高性能コンピューティング、半導体、量子情報技術、ロボット工学、防災技術、通信技術、バイオエンジニアリング、データ貯蔵、エネルギー、材料など、「半導体・科学法(CHIPS and Science Act of 2022)」で示されている主要技術分野全般にわたる技術的進歩の包括的な理解も必要となる可能性がある。

[DW編集局]