（2023年7月4日付、首相府投資総務庁（SGPI）の標記発表の概要は以下のとおり）

優れた起業家らを採択・支援する政府のプログラム「イノベーション競技会」の表彰式が4日、開催された。国家主権の確立が急務となるなか、ルタイヨ高等教育・研究大臣らも出席し、政府は幅広い分野の受賞者237人を祝福した。

国は「イノベーション競技会」によってフランスのイノベーターを支援してきたが、特に厳しい経済状況においてもフランスの起業家は、従来にも増してダイナミズムと回復力を発揮し、革新的で断固とした姿勢で直面する生態系、エネルギー、社会、人間などの課題に対処しつつ、経済発展を加速するために革新を続けている。

国は、高度な技術的内容を備えた革新的な企業を創出、発展させ、エコロジー、エネルギー、食糧の転換、経済の脱炭素化の促進においてフ、ランスを主導的な国にすることを優先課題としている。国際的なチャンピオンの出現を促進し、ディープテックにおける起業家精神を奨励するために、1999年以来、国家イノベーションコンクールにより全国の研究者や起業家に報いてきた。

2017年以降、政府の政策は、スタートアップ企業およびディープテックへの支援を優先しており、21年から25年の間には、イノベーションコンペティションを含むさまざまな方策により、スタートアップ企業や革新的企業のエコシステム形成に32億5,000万ユーロが投資される。政府の５か年投融資計画「フランス2030」から、この戦略を支援するためにさらに23億ユーロが追加投資される。

「フランス2030」を通じた国の支援は、戦略的、主権的、持続可能な産業部門に対する決定的な要因であり、財政支援、認証ラベル、コミュニケーションの強化を通じて企業活動に強くかかわっている。

[DW編集局]