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- 国・地域名:
- ドイツ
- 元記事の言語:
- ドイツ語
- 公開機関:
- ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
- 元記事公開日:
- 2023/07/07
- 抄訳記事公開日:
- 2023/08/14
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BMBF大臣:研究から得られた知見を迅速に応用する
Stark-Watzinger: Wir bringen das Wissen aus der Forschung schneller in die Anwendung
- 本文:
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(2023年 7月7日付、ドイツ連邦教育研究省(BMBF)の標記発表の概要は以下のとおり)
BMBFは、DATIpilot(ドイツ移転イノベーション庁パイロット)のキックオフ・イベントで、革新的な技術移転助成プログラムを開始した。その目的は、革新的な研究や技術の移転プロジェクトを推進し、移転の障壁を排除し、移転の可能性を高めることである。すなわち、科学界、企業、社会の間のパートナーシップを強化し、助成プロセスを簡素化・迅速化することである。
ベッティーナ・シュタルク=ヴァッツインガー(Bettina Starak-Watzinger)BMBF大臣は次のように述べた。「研究から得られた知見を迅速に応用し、市場性のある製品へと結び付けたいと考えている。そのためには本当に必要なものに焦点を当てた機敏なサポートが必要である。これには、以下の2つのモジュールを使って対応する。一つは「イノベーション・スプリント」。最大18ヶ月間、具体的なアイデアの実用化検討を行うことができる。最大2つのプロジェクトが、それぞれ最大15万ユーロの資金提供を受けることができる。もう一つは「イノベーション・コミュニティ」。参加者が4年間にわたってテーマを共同で開発・発展させ、パートナーシップを構築する。最大500万ユーロの資金を受け取り、コミュニティ内の研究や技術移転のプロジェクトに柔軟に活用できる。これらにより、科学界、企業、社会からの参加者のための、共創的な実験的空間が創出される」
マリオ・ブランデンブルク(Mario Brandenburg)BMBF政務次官は、次のように付け加えた。「DATIpilotにより、イノベーションと移転促進をはかり、迅速性、開放性、独立性の向上を促進する新たな道筋を開拓し、良いアイデアを迅速に社会に送り出すのである」
DATIpilotは、実験空間としてだけではなく、DATIの構想を実現するための経験とアイデアの集積センターとしても機能する。
柔軟な資金提供プロセスにより、より多くの移転に向けた発展と形成の余地が生み出される。資金提供はあらゆるテーマに開かれている。
イノベーション・スプリントの申請は8月31日まで、イノベーション・コミュニティの申請は10月16日まで受け付ける。
[DW編集局]