[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦経済・気候保護省(BMWK)
元記事公開日:
2023/07/10
抄訳記事公開日:
2023/08/16

BMWK:「リアルラボ」法に関する協議を開始

Neue Möglichkeiten für die Erprobung von Innovationen: BMWK startet Konsultation zum Reallabore-GesetzEinleitung

本文:

(2023年7月10日付ドイツ連邦経済・気候保護省(BMWK)の標記発表の概要は以下のとおり)

BMWKは、リアルラボ法と関連措置に関する公開協議を開始した。これによりBMWKは連立協定の重要な計画を実行する。本法案により、イノベーションをテストする自由空間と、実証実験のための統一したイノベーションにやさしい枠組みがつくられる。

ハーベック(Robert Habeck)BMWK大臣は、次のように述べた。「リアルラボは、変革の大規模な実装を目指して、まず小規模でテストするものである。スタートアップ、中小企業、研究機関、自治体には、気候や環境にやさしい新たなソリューションの開発のために、自由な空間と有利な条件が与えられる。同時に立法者は、リアルラボを通じて、将来の技術にどのような法的ルールが必要かを学ぶことができる」

リアルラボ法は、特に連邦政府のスタートアップ戦略、デジタル戦略、研究とイノベーションの将来戦略の実装に役立つものとなる。

イノベーションと規制をテストする空間として、リアルラボは、既存の法規制の枠組みに部分的にしか適合しない革新的な技術、製品、サービス、アプローチを、現実の条件下でテストすることが可能となる。時間的、空間的に制限の多いそのような実験空間で得られた結果は、法的枠組みをエビデンスに基づいて改善するための基礎となる。

ドイツには、様々なタイプや分野のリアルラボがあるが、古典的な重点分野は、モビリティ、健康、ロジスティックスおよび行政である。

BMWKは、優れた事例に対して、リアルラボ・イノベーション賞を授与している。

[DW編集局]