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- 国・地域名:
- 米国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 大統領科学技術諮問会議(PCAST)
- 元記事公開日:
- 2023/09/07
- 抄訳記事公開日:
- 2023/09/26
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PCAST、患者安全の改革に関する報告書を発表
- 本文:
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(2023年9月7日付、大統領科学技術諮問会議(President’s Council of Advisors on Science and Technology:PCAST)の標記発表の概要は以下のとおり)
本日、PCASTは、患者と医療従事者のための堅牢な安全性ソリューションを支援するという国の責務を進めるための提言に関する報告書を発表した。医師、看護師、その他の医療スタッフは、患者に深い関心を寄せる熱心で献身的な専門家であるにもかかわらず、国民の約4分の1が入院中に有害事象を経験している。こうした事象の大部分は予防可能であり、本報告書の提言は、患者の安全を向上させる政策と技術の研究、開発、導入を加速するための国家事業を展開するものである。
昨年、政権は、連邦機関と民間の医療システム、専門家、介護士、代弁者との間のパートナーシップを構築するため、「患者安全推進のための全国共同行動(National Action Alliance to Advance Patient Safety)」を立ち上げた。大統領は4月、「質の高い医療へのアクセス推進と介護者支援に関する大統領令(Executive Order on Increasing Access to High-Quality Care and Supporting Caregivers)」に署名した。今夏、政権は、患者の安全を守り、介護施設の入居者と介護者を支援するため、関連する一連の措置に加え、介護者人材を育成し、介護施設の最小職員数を定めるために1億ドルを投じると発表した。
PCASTの提言は以下のとおり。
■国家の優先事項として、患者の安全向上のための連邦政府のリーダーシップの確立と維持
■有害事象の防止とリスクへの対処のためのエビデンスベースの医療の提供
■医療過誤や有害事象における格差是正のための患者との連携
■安全な医療の実践、技術、模範となるシステムの研究と普及の加速 [DW編集局+JSTワシントン事務所]