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- 国・地域名:
- 英国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 科学・イノベーション・技術省(DSIT)
- 元記事公開日:
- 2023/09/20
- 抄訳記事公開日:
- 2023/10/20
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町や都市での接続性を向上させるスマート技術の試験的導入に400万ポンドを投入
Smart tech to be trialled in towns and cities with £4 million funding to boost local connectivity
- 本文:
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(2023年9月20日付、科学・イノベーション・技術省(DSIT)の標記発表の概要は以下のとおり)
次世代デジタル技術をテストする130万ポンドの試験運用の一環として、電気自動車の充電や無線通信範囲の拡大が可能な「スマート街路灯」が英国中の町や都市に導入される予定である。
無線サービスの需要の高まりに伴い、企業は街灯柱、信号機、監視カメラの柱、ベンチ、ゴミ箱、バス停などに基盤構造を設置する機会をますます模索している。そのため、英国全土から6地域が資金援助を受け、5Gなどの高度な無線ネットワークや無料の公共WiFiの拡充を支える機器を備える新たな多目的街路柱を試験的に設置し、市街や中心街を往来する人々の接続性を増進する。
試験運用が成功した場合は、このプログラムに対する政府助成との連携資金が提供され、総額400万ポンド以上の投資により地域の接続性を強化する。政府が130万ポンド、地方自治体が270万ポンドを提供し、地域社会により良いサービスを提供できるよう支援する。
この試験運用は、EVの充電から空気質の監視、公共情報の表示から街路照明用エネルギーの節約まで、さまざまな機能を実現し、地方自治体が、公共サービスを向上させる新たな機会を見出すことが可能になる。
スマート基盤構造試験運用プログラム(SIPP)を通じて政府の資金提供を受けるのは、6つの地域でさまざまな用途を試し、最先端の無線技術が英国のインフラに不可欠な要素となり、新たな方法で公共サービスや企業を接続し、5Gと高度な接続性のメリットを最大限に実現できるかを示すことが目的である。
この試験運用プログラムは2023年10月に開始され、2025年3月31日まで実施される。
[DW編集局]