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- 国・地域名:
- 英国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 科学・イノベーション・技術省(DSIT)
- 元記事公開日:
- 2023/10/30
- 抄訳記事公開日:
- 2023/12/05
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慈善パートナーシップから「英国バイオバンク」に3,200万ポンドの支援
Philanthropic partnership unlocks £32 million for the future of best-in-class UK Biobank
- 本文:
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(2023年10月30日付、科学・イノベーション・技術省(DSIT)の標記発表の概要は以下のとおり)
Googleの元CEO兼会長、エリック・シュミット氏と、Citadel社のCEO、ケン・グリフィン氏が、英国バイオバンク(UK Biobank)の豊富な医療データの拡大を目的とするコンソーシアムに、政府マッチング資金に相当する1,600万ポンド強を提供する。
両者からの寄付金により、健康と疾病の理解において次なる大飛躍をもたらす研究を可能にするべく、英国バイオバンクがすでに有する比類のない豊富な医療データの拡大を支援する。
これには、先週首相が発表した「AIライフ・サイエンス促進ミッション(AI Life Sciences Accelerator Mission)」によって奨励されている、膨大なデータを迅速に分析するAIの能力を利用して、例えばがんサンプルの分析など、英国バイオバンクのデータから新たな知見を引き出すことも含まれる。
英国バイオバンクは、世界で最も重要な医療研究資源であり、英国の最も重要な科学資産の1つである。これは英国の50万人のボランティアから寄せられた詳細な遺伝情報、医療情報、ライフスタイル情報のデータベースであり、世界中の承認された研究者が心臓病の治療からアルツハイマー病に至るまで、医学の進歩を可能にする比類のない蓄積データにアクセスできる。
英国バイオバンクは、冠状動脈性心疾患のリスクが高い状態で生まれてきた人を検出するための遺伝子検査の開発など、医療における画期的な進歩を支援してきた。これは英国バイオバンクのゲノムデータの分析によってのみ可能になった。パンデミックの間、英国バイオバンクのデータは、ライフスタイルや遺伝的要因が患者の新型コロナウイルス感染にどのように影響するかについて、研究者らの理解増進に役立った。
シュミット氏とグリフィン氏から提供された1,600万ポンド(2,000万米ドル)強の寄付に加え民間・慈善組織からの寄付が確保出来れば、政府は最大2,500万ポンドまでマッチング資金を拠出する予定であり、最終的な目標は、英国バイオバンクに対して少なくとも5,000万ポンドの支援を達成することである。
[DW編集局]