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- 国・地域名:
- 韓国
- 元記事の言語:
- 韓国語
- 公開機関:
- 科学技術情報通信部(MSIT)
- 元記事公開日:
- 2023/12/28
- 抄訳記事公開日:
- 2024/02/16
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科学技術情報通信部、「限界挑戦R&Dプロジェクト」を2024年に実施
- 本文:
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(2023年12月28日付、科学技術情報通信部の標記発表の概要は以下のとおり)
世界の主要国は、それぞれに直面している国家課題を解決し、新技術を他国に先駆けて確保するために、イノベーション型研究開発支援システムを導入している。科学技術情報通信部もそうした研究開発を推進するため、「限界挑戦R&Dプロジェクト」を企画した。韓国のR&Dシステムが克服すべき課題である、リスク回避、官僚主義と遅い意思決定、性急な成果追求、失敗への不寛容などを解決することを目標として企画されたものであり、2024年から正式に実施される。その特徴は、担当プロジェクトマネージャー(PM)が、問題および研究テーマの設定から企画、課題管理、評価まで、研究開発全般を主導することである。また、研究の本格開始後も、その目標や内容を固定せず、PMの主導の下で柔軟に方向を転換できることも特徴である。
プロジェクトの推進方針は以下のとおりである。
①企画:PMが国家・社会的課題を解決するための研究テーマを設定し、現場の優れた研究者とのオープンな意思疎通を通じて内容を具体化する。
②管理:PMが、企画・選定・評価の一連の過程において主導的役割を果たす。
③成果:短期的成果に左右されないよう革新的成果指標を策定し、これに基づいて継続してモニタリングとフィードバックを実施する。
④支援:急変する国際研究環境に迅速に対応できるよう、迅速な意思決定プロセスを確立する。2024年には、3つの技術分野(バイオ、気候・エネルギー、素材)のPMが設定した研究テーマを公示し、その科学技術的解決を図る意見をとりまとめ、技術を提案する討論会が順次開催され、第1四半期中に現場の意見が反映された課題提案要請書が公示され、事業が本格的に開始される予定である。また、「限界挑戦R&D」の長期的な支援体系を構築するため、予備妥当性調査が実施され、事業の拡大も進められる。
[DW編集局]