（2024年2月8日付、商務省（Department of Commerce：DOC）の標記発表の概要は以下のとおり）

本日、ジーナ・レモンド商務長官は、安全で信頼できる人工知能（AI）の開発と普及を支援するため、AIの開発者と利用者、学者、政府および産業界の研究者、市民団体を結集する「米国AI安全研究所コンソーシアム（U.S. AI Safety Institute Consortium：AISIC）」の設立を発表した。コンソーシアムは、米国AI安全研究所（U. S. AI Safety Institute：USAISI）の傘下に置かれ、セキュリティ検証（red-teaming）、能力評価、リスク管理、安全性とセキュリティ、合成コンテンツの電子透かしに関するガイドラインの策定など、大統領令に概説された優先行動に貢献するものである。

本コンソーシアムには、最先端のAIシステムやハードウェアの開発と利用の最前線で活躍する200以上のメンバー企業や団体、国内最大手の企業や最も革新的なスタートアップ企業、AIがもたらす社会の変革の研究を行う市民団体や学術チーム、そして今日のAI利用に深く関わっている専門家の代表者が参加している。コンソーシアムは、これまでに設立された試験や評価を行う機関を代表する最大の組織であり、AIの安全性における新たな計測科学の基盤を確立することに焦点を当てている。また、州政府や地方自治体、非営利団体も参加し、世界中のAI安全性のための相互運用可能で効果的なツールの開発において重要な役割を果たす同志国の組織とも協力する。

[DW編集局]