[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦経済・気候保護省(BMWK)
元記事公開日:
2024/02/15
抄訳記事公開日:
2024/03/29

脱炭素化助成へのアクセスを改善

BMWK verbessert Zugang zu Fördermitteln für die Dekarbonisierung in Industrie und Gewerbe: Novelliertes EEW-Förderprogramm startet

本文:

(2024年2月15日付、ドイツ連邦経済・気候保護省(BMWK)の標記発表の概要は以下のとおり)

本日、「産業のエネルギーと資源の効率化のためのファンディングプログラム(Bundesförderung für Energie-und Ressourseneffizienz in der Wirtschaft:EEW)」は、助成ガイドラインを改訂し、発効した。この改訂により、官僚的な手続きが簡略化されるとともに、特定の設備に対しては、さらに簡略化された申請手続きが導入されることになる。

ハーベック(Robert Habeck)BMWK大臣は、「EEW助成継続は、産業界の気候目標達成に向けた重要な一歩である。これによって助成金へのアクセスが加速し、企業の計画の安全性が高まり、気候保護に必要な投資を行うインセンティブが生まれる」と述べた。

EEWは、産業と商業の脱炭素化のための広範な助成プログラムであり、エネルギーと資源の効率化への投資に加え、電化や水素の製造・利用プロジェクトも支援している。E

重要な改訂の概要は以下のとおり:

1)資金調達モジュール4における段階的モデルの導入
第1段階:特定の設備における小規模な効率化対策のための低官僚制基本助成金
第2段階:温室効果ガスを30%以上削減した計画に対するプレミアム助成金
第3段階:再生可能電力による電化、オフサイト廃熱回収、グリーン水素の生産と使用のための計画に対する脱炭素化ボーナス助成金

2)従来必要であった追加投資費用算出を廃し、投資の全額を助成する。

3)ドイツ復興金融公庫(KfW)銀行グループのローンに対して、最大0.5%の利子補助金を導入(2024年4月18以降)し、融資額の上限を2,500万ユーロから1億ユーロに引き上げる。

4)モジュール2,3,4および資金調達コンペティションにおけるプロジェクト当たりの最大助成額を1,500万ユーロから2,000万ユーロに引き上げる。

5)モジュール1から4、特にバイオマス熱利用、に対する助成枠を削減する。

2024年に約10憶ユーロが承認されるEEWへの資金は、連邦憲法裁判所(BVerfG)の裁定による気候・変革基金(KTF)の再編後も確保される。

[DW編集局]