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- 国・地域名:
- 英国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 科学・イノベーション・技術省(DSIT)
- 元記事公開日:
- 2024/02/09
- 抄訳記事公開日:
- 2024/04/05
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医療の画期的進歩を牽引するバイオ技術と煩雑な手続きの削減により、英国のイノベーションと成長を促進する大型科学技術パッケージ
- 本文:
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(2024年2月9日付、科学・イノベーション・技術省(DSIT)の標記発表の概要は以下のとおり)
パンデミックへの備え、農業の革新、洪水への対策に役立つ新たな技術の開発を支援するため、英国全土のバイオテクノロジープロジェクトに1億ポンドが供与された。
この資金は、全国6箇所の「工学的生物学ミッションハブ(Engineering Biology Mission Hub)」と22件の「ミッションアワード(Mission Award)」プロジェクトに供与され、工学的生物学の巨大な可能性を基に、地球規模の課題に対処し、経済成長を促進し、国家の強靱性を高めることを目的としている。
これは、政府が研究における煩雑な手続きを廃止し、科学者の束縛を解き、不必要な書類手続きよりも新たなワクチンの開発などに時間を使えるようにすることで、科学の成長とイノベーションを支援するものである。
ミシェル・ドネランDSIT大臣は、英国がAI、量子、工学的生物学、将来の通信、半導体という5つの重要技術における大国になるという英国のミッションの重要性を強調した。大臣はまた、世界をリードするバイオバンク(Biobank)への2,100万ポンドの資金提供など、同省の取り組みをさらに推進する一連の発表も行った。バイオバンクは、2,000万サンプルの生物学的データ保存に使用されるロボティック冷凍庫への資金提供を受け、認知症やパーキンソン病などの病気の治療に役立つ研究をさらに支援する。
[DW編集局]