[本文]
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- 国・地域名:
- 中国
- 元記事の言語:
- 中国語
- 公開機関:
- 国家自然科学基金委員会ハイテク研究発展センター事務局
- 元記事公開日:
- 2024/02/29
- 抄訳記事公開日:
- 2024/04/11
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2023年度「中国科学十大進展」の発表
- 本文:
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(2024年2月29日付、中国国家自然科学基金委員会(NSFC)ハイテク研究発展センター事務局の標記発表の要旨は次のとおり)
2024年2月29日中国国家自然科学基金委員会は、2023年度「中国科学十大進展」を発表した。今回発表された「十大進展」は次のとおり。
1. 人工知能(AI)の大型モデルが正確な天気予報のためにもたらした新たなブレークスルー。
2. ヒトゲノムの「暗黒物質(ダークマター)」が老化を引き起こすメカニズムを解明。
3. 脳内の「有形の」体内時計の存在およびそのリズム調節メカニズムの発見。
4. 農作物の塩・アルカリ性耐性メカニズムの解析及び応用。
5. 新しい方法による単一塩基から非常に大きな断片までのDNAの正確な操作を実現。
6. ヒト細胞におけるDNA複製開始の新しいメカニズムを解明。
7. 「拉索(LHAASO)」(四川省海子山の標高4410メートルの地点にある高標高宇宙線観測ステーション)による史上最も明るいガンマ線バーストの極めて細いジェットと10兆電子ボルトの光子の発見。
8. ボースコードのエラー訂正により量子ビットの寿命を延長。
9. 血糖代謝を調節する光感受性のメカニズムの解明。
10. リチウム硫黄電池界面の電荷貯蔵・重合反応の新たなメカニズムの発見。2023年度「中国科学十大進展」は、主に生命科学と医学、人工知能(AI)、量子、天文学、化学、エネルギー等の科学分野をカバーしている。
「中国科学十大進展」の選考活動は、2005年に開始以来、19回にわたり成功裏に開催されてきた。このイベントは中国国家自然科学基金委員会(NSFC)が主催し、NSFCのハイテク研究発展センター(基礎研究管理センター)および科学コミュニケーション・成果変革センターが主催している。
[DW編集局]