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- 国・地域名:
- 中国
- 元記事の言語:
- 中国語
- 公開機関:
- 中国政府網
- 元記事公開日:
- 2024/03/05
- 抄訳記事公開日:
- 2024/04/23
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阴和俊科学技術部部長、若手科学技術人材の育成を長期的・戦略的な任務と位置付け
- 本文:
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(2024年3月5日付 新華通信社の標記発表の概要は以下のとおり)
2023年中国の研究開発費投資が3.3兆元を超え、量子技術、集積回路、人工知能、バイオ医薬品、新エネルギーなどの分野で多くの重要な成果を達成し、若手科学技術人材の育成が長期的な戦略的仕事として位置付けられた。
3月5日に開催された第十四回全国人民代表大会第2回会議でのインタビューにて、阴科学技術部長は、過去1年間の中国の科学技術・イノベーションの成果を振り返った。さらに、科学技術支援による質の高い発展、若手科学技術人材の育成などに関する質問にも答えた。
同部長は、 質の高い発展を指させる科学技術に関する質問に対し、「高品質な発展を促進するには、科学技術の強力なサポートが不可欠である。」と答えた。また、科学技術・イノベーションは、中国の伝統産業の競争力を高めるだけでなく、新しい生産力の発展にも基盤を築き、力を与えていると強調した。
近年、若者が国の科学技術・イノベーションの最前線で活躍していることについて、同氏は、「若者は最も創造的であり、最もイノベーティブなポテンシャルを持っている。今、彼らは中国のハイレベルな科学技術自立自強の重要な力であり、将来は科学技術強国の主力になる」と説明した。
国家自然科学基金(NSFC)のプロジェクトでは、全プロジェクトの80%が45歳以下の若者により、遂行されている。国家重点研究開発計画のプロジェクトでは、40歳以下の若手科学者が責任者を務めるプロジェクトが1,100件以上あり、全体の20%以上を占めている。北斗ナビゲーション、月探査プロジェクト、中国の「天眼」などの重要プロジェクトでは、多くのプロジェクトチームの平均年齢が30歳を少し超えている。
また「若手科学技術人材の育成は、より早く着手し、より緩和され、より広い視野で、タイミングよく行う必要がある」と同部長は述べた。科学技術部の施策として、基礎研究の業務費の50%以上を35歳以下の若者に投資することを奨励していること、重点研究室の評価において若者の育成を重要な指標としていること、若者に対する評価頻度をできるだけ減らすこと、若手科学技術人材を繁雑な業務から解放する特別措置などの取り組みを紹介した。
同部長は、「今後、科技部は共産党中央委員会の指示と要求を堅く貫き、若手科学技術人材の育成を長期的な戦略的仕事と位置づけ、継続して取り組み、彼らの成長と発展のために良い科学研究環境を創造するために努力する」と述べた。仕事の面では、若者に機会を提供し、プラットフォームを構築し、環境を整備する。生活面では、特に給与待遇、家庭生活、身心の健康などの重要な懸念に対処し、若者が真の科学研究に専念できるよう支援する。
[DW編集局]