[本文]
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- 国・地域名:
- 米国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 国家科学審議会(NSB)
- 元記事公開日:
- 2024/03/08
- 抄訳記事公開日:
- 2024/04/26
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米国の科学技術のリーダーシップに関する国家科学審議会(NSB)の声明
- 本文:
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(2024年3月8日付、NSBの標記声明の概要は以下のとおり)
過去10年間、国家科学審議会(NSB)は、科学工学指標(Science & Engineering Indicators)報告書の発表のたびに、世界の科学工学(S&E)指標で米国の主導権が一層低下していることに警鐘を鳴らしてきた。2024年の指標が示すように、中国は今や、STEM人材の輩出、研究に関する出版、特許、知識・技術集約型の製造業において米国を上回っている。世界のS&E指標の詳細は、3月13日発表の「The State of U.S. Science & Engineering 2024」に掲載される。
中国は世界をリードする科学技術国家になるという目標を掲げており、これらNSBの報告書は、米国がその目標の実現を許してしまう瀬戸際にあることを示している。このことは既に人工知能分野で現れており、中国は米国よりも、より多くの研究成果を発表し、より多くの特許を取得し、より多くの学生を輩出している。毎年「半導体・科学法 (CHIPS & Science Act)」に定められた、野心的ではあるが必要な、米国の科学技術事業への投資ペースを達成できないということは、グローバルな競争相手に対し、より多くの地位を譲るということであり、米国の国家安全保障と経済的繁栄を危険に晒すものである。
[DW編集局]