[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
大統領府科学技術政策局(OSTP)
元記事公開日:
2024/03/21
抄訳記事公開日:
2024/05/14

OSTPが「オープンサイエンスの年」記念賞の受賞者を発表

White House Office of Science & Technology Policy Announces Year of Open Science Recognition Challenge Winners

本文:

(2024年3月21日付、大統領府科学技術政策局(OSTP)の標記発表の概要は以下のとおり)

本日、OSTPは、「オープンサイエンスの年記念賞」(OSTP Year of Open Science Recognition Challenge)の5つの受賞対象を発表した。本賞は、研究者、コミュニティ科学者、教育者、イノベーター、そして一般市民を対象に、科学と社会の利益のために研究へのアクセスを拡大する取り組みに焦点を当てるものである。

※以下、<>内は各賞の資金提供元である。

① コミュニティに貢献するOS <国立科学財団(NSF)>
北極圏先住民のデータと知識を管理・可視化・共有するためにデータ管理とユーザーサポートを提供する「北極の現地観測と知識の交流(ELOKA)」

② OSによるグローバル・ソリューション推進 <国立衛生研究所(NIH)>
小児がん患者データを共有する世界最大の国際的プラットフォームを構築し診断と治療に役立てるシカゴ大学の「小児がんデータコモンズ(PCDC)」

③ イノベーションを推進するOS <NSF、航空宇宙局、海洋大気庁、NIH、全米人文科学基金、博物館・図書館サービス機構>
シカゴ・アドラー・プラネタリウム、オックスフォード大学、ミネソタ大学のチームによる、誰もがクラウドソーシングによる科学研究に参加できるプラットフォーム「Zooniverse」

④ オープンサイエンス教育を進歩させるOS  <NIH、農務省>
オハイオ州立大学教員と小学校教師が始めた、「食」をテーマにした農村地域の生徒のためのオープンカリキュラム教材を提供するイニシアチブ「FoodMASTER」

⑤ OSを可能にする技術的進歩  <NSF、エネルギー省>
カリフォルニア大学バークレー校とカリフォルニア・ポリテクニック州立大学サンルイスオビスポ校の研究者が立ち上げた、対話型計算ツール開発コミュニティ「プロジェクト・ジュピター」

[DW編集局]