[本文]

国・地域名:
フランス
元記事の言語:
フランス語
公開機関:
高等教育・研究省
元記事公開日:
2024/04/12
抄訳記事公開日:
2024/06/06

深海底探査に4,300万ユーロ投資へ

France 2030 : L'État annonce de nouveaux financements à hauteur de 43 millions d'euros

本文:

 政府は4月12日、深海底探査に新たに4,300万ユーロを投資すると発表した。深海底探査は、政府が5か年投融資計画「フランス2030」に掲げた10大目標の一つ。探査のための公募プロジェクトのほか、海底通信ケーブルのセンサー設置などを行う。

 うち1,800万ユーロは、フランス2030の「深海底探査」として、いわゆるスマートケーブルの敷設に投じられ。大地震や津波被害のリスクがある沿岸地域向けの海底通信ケーブルに沿ってセンサーを設置するという。南太平洋仏領ニューカレドニア自治政府とバヌアツ共和国政府が協力して研究開発を行い、フランスの企業経営者や国立海洋開発研究所(IFREMER)がバヌアツ政府と共同で敷設する。これにより、科学者らが深海底のリスクや異常のインパクトをより正確に理解できるようになるほか、災害の際の警報発令の精度をより上げられることになる。

 また2,500万ユーロは、深海底探査に関する多元的テーマのプロジェクト公募で採択した11件を支援。最先端技術の開発と同時に進めていく必要がある、知の最先端と位置づけた。

[DW編集局]