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- 国・地域名:
- 米国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 国立科学財団(NSF)
- 元記事公開日:
- 2024/04/17
- 抄訳記事公開日:
- 2024/06/05
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NSF、コンバージェンス・アクセラレータプログラムを全米10地域に拡大
- 本文:
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(2024年4月17日付け米国立科学財団(NSF)標記発表の概要以下のとおり)
NSFは、研究・イノベーション・労働力開発における国・地域の競争力強化に向け「NSFコンバージェンス・アクセラレータプログラム」(NSF Convergence Accelerator)を今後3年間で10地域(北西部・西部・南西部・山岳部・中西部・中南部・中部・南東部・北東部・中部大西洋岸)に拡大する。
これら地域アクセラレータは、本プログラムのビジョン・使命・優先事項を支えながらイノベーション・エコシステムを拡大し、地域内の切迫した社会的・経済的課題に対処するために、各地域の多様な領域・セクターの研究者・実務家・関係者を繋ぐことで、コンバージェンス研究とイノベーションを促進する。
NSFジャンチャンダニ技術・イノベーション・パートナーシップ局(TIP)副局長は「今回の拡大により、NSFは、資金提供する研究者や実務家の集結・近接性・多様性を高め、米国のあらゆる地域に寄与する用途触発型の解決策提供を広げることで、イノベーションの地理的条件をより十分に活用できるようになる」と述べた。今回の拡大を通じ、本プログラムは単一の国家プログラムから一連の地域プログラムの集合体に移行しつつ、イノベーション・エコシステムの育成・促進を継続する。州・地域・国レベルでの協力により、米国のイノベーションネットワークが拡大し、資金提供を受けたチームが地域の成果を共有することで最終的に長期的・全国的なインパクトをもたらしうる。
今回の拡大に際し、今後3年間で3段階に分けて一連の地域拡大イベントが開催される。同イベントでは、プログラムの認知度を高めると同時に、アンカーと呼ばれる地域リーダーの役割・責任や、地域の利害関係者の関与・参加方法について情報を提供する。第1段階は2024年5月に中西部ミネアポリス、オマハ、シカゴで開始予定である。 [DW編集局]