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- 国・地域名:
- ドイツ
- 元記事の言語:
- ドイツ語
- 公開機関:
- ドイツ連邦経済・気候保護省(BMWK)
- 元記事公開日:
- 2024/04/10
- 抄訳記事公開日:
- 2024/06/04
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欧州委員会が新たなドイツの産業・気候保護のための連邦助成プログラムを承認
- 本文:
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(2024年4月10日付、ドイツ連邦経済・気候保護省(BMWK)の標記発表の概要は以下のとおり)
欧州委員会(EC)は、新しい助成プログラム産業・気候保護のための連邦助成“Bundesförderung Industrie und Klimaschutz”(BIK)の枠組みを通じて、産業の脱炭素化を促進する。将来的にはこの助成により、気候に優しい生産方法を目指して、化石燃料への依存を減らすことができるよう、産業界、特に中小企業に対する投資を支援する。
ハーベック(Robert Habeck)BMWK大臣は、次のように述べた:「本日の欧州委員会による施策の承認は、ドイツのエネルギー集約型生産者の脱炭素化に的を絞った支援を提供し、投資を奨励するためのさらなる一歩である。新しい助成ガイドラインにより、ツールボックスを補完し、たとえば生産のデジタル化拡大への投資など、的を絞った方法で中小企業を支援したいと考えている。これはドイツのグリーン生産を大きく後押しするものであり、ドイツ経済力への投資でもある。欧州委員会の非常に建設的な協力、そして承認手続きの迅速な完了に感謝する」。
将来的にBIKによりすべての産業部門への投資が促進され、それにより企業は、従来の化石燃料から電気や再生可能水素にプロセスを切り替えることで、CO2排出量を従来比少なくとも40%削減することができるようになる。投資規模が100万ユーロ以上のプロジェクトが助成対象となり、中小企業は50万ユーロ以上のプロジェクトが助成の対象となる。1,500万ユーロを超える助成の場合には、連邦州からの30%の協調融資が要件となる。
BIKの脱炭素化助成は、国内のいくつかの手続きが完了次第、開始予定である。BIKは、他のBMWKの助成を補完し、小規模な脱炭素化プロジェクトのギャップを埋める。BMWKが2024年3月中旬に開始した大規模プロジェクトを対象とした気候保護協定プログラムに加えて、BIKは今後、中規模産業および中小企業向けの具体的な資金提供も行う予定である。
[DW編集局]