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- 国・地域名:
- ドイツ
- 元記事の言語:
- ドイツ語
- 公開機関:
- フラウンホーファー協会(FhG)
- 元記事公開日:
- 2024/04/19
- 抄訳記事公開日:
- 2024/06/07
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フラウンホーファー協会の組織改編
Strukturelle Anpassungen innerhalb der Fraunhofer-Gesellschaft
- 本文:
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(2024年4月19日付、フラウンホーファー協会(FhG)の標記発表の概要は以下のとおり)
FhG理事会は、研究組織を将来に向けて備えるために、FhG事業の一部撤退と統合を決定した。具体的には、フラウンホーファー国際契約・知識経済センター “Fraunhofer-Zentrum für Internationales Management und Wissensökonomie”(FhG-IMW)では、事業の一部から撤退し、研究所としての機能を廃する。残す他の部門は、フラウンホーファー・システム・イノベーション研究所 “Fraunhofer-Institut für System-und Innovationsforschung”(FhG-ISI)に統合する。さらにフラウンホーファー自然科学技術動向分析研究所“Fraunhofer-Institut für Naturwissenschaftlich-Technische Trendanalysen”(FhG-INT)は、フラウンホーファー通信・情報処理・人間工学研究所“Fraunhofer-Institut für Kommunikation,Informationsverarbeitung und Ergonomie”(FhG-FKIE)に統合する予定である。
■FhG-IMW(ライプチヒ) イノベーション研究の継続と事業からの一部撤退:
FhGは、「知識・技術移転部門」と「地域変革・イノベーション政策部門」のFhG-ISIへの統合、研究所機能の解消に関する決議案を評議委員会に提出し、承認を得たいと考えている。FhG-ISIへの統合は、2024年7月1日に、FhG-IMWの一部事業からの撤退は、2025年3月31日に実施される予定である。■FhG-INT(オイスキルヒェン):FhG-FKIEへ統合:
2021年の洪水被害が与えた大きな影響にもかかわらず、FhG-INTは過去3年間に優れた研究成果を達成した。しかし、FhGの研究ポートフォリオの精神に沿って、同研究所の強力なコア・コンピタンスを長期的に維持することが不可欠であり、FhG-INTをFhG-FKIEに統合することを決定した。これにより、将来を見据えた大規模な統合ユニットが確立されることになる。統合は2026年1月1日に行われる予定である。FhGの未来志向の発展:上述の2つの措置により、理事会は、個々の研究所とFhG全体の長期的な発展を確保し、強化することが、未来を志向するFhGの発展には不可欠であると確信している。これらの措置は、6月に予定されているFhGの評議委員会の最終的な決定に委ねられる。
[DW編集局]