[本文]
-
- 国・地域名:
- ドイツ
- 元記事の言語:
- ドイツ語
- 公開機関:
- ドイツ連邦経済・気候保護省(BMWK)
- 元記事公開日:
- 2024/04/16
- 抄訳記事公開日:
- 2024/06/10
-
ドイツと中国:自動運転とコネクテッド運転分野における対話と協力に関する覚書に署名
- 本文:
-
(2024年4月16日付、ドイツ連邦経済・気候保護省(BMWK)と、ドイツ連邦デジタル・交通省(BMDV)の標記共同発表の概要は以下のとおり)
ヴィッシング(Volker Wissing)BMDV大臣、ブラントナー(Franziska Brantner)BMWK政務次官、中国の金荘龍工業情報化大臣は、4月16日、ドイツと中国との間の、自動運転・コネクテッドカー分野における対話と協力に関する覚書に署名した。
BMDV大臣は次のように述べた:「自動運転とコネクテッドカーは、将来のより安全でより効率的なモビリティへの期待と結びついている。現在この技術を研究所から市中へ出すための重要な開発段階にあるが、その鍵となるのが公正な競争である。この目的に対して、今日の覚書が貢献するであろう共通の標準と規則は重要かつ有用である」。
BMBK政務次官は次のように述べた:「中国でのビジネス環境、特に国境を越えたデータ転送に厳しい制限を課すデータ法規制が厳しくなっていることも認識しているが、覚書が、この分野での国際標準化と公正な競争の促進に貢献するだけではなく、相互データ移転に関して具体的な進展を可能にし、国内および欧州連合のデータ法に関しても貢献するはずである。それを目指して、目に見える成果を上げるために取り組んでいきたい」。
自動運転とコネクテッドカーは、モビリティの未来を大きく変える可能性を秘めている。ドイツと中国は枠組み条件を改善することで、このテーマを早急に進展させたいと考えている。覚書は、ドイツと中国が、2018年開始した対話を継続するものである。覚書は、「国際連合欧州経済委員会 “United Nations Economic Commission for Europe”(UNECE)」と「国際標準化機構 “Internationale Organisation für Normung”(ISO)」で同意された標準と規則に従ったものとなっている。中国が建設的に貢献するのであれば、歓迎すべきことである。グローバル・スタンダードは、交通安全、国境を越えた交通、乗用車の取引に役立っている。
さらに、コンセンサスが得られていない問題について話し合うためのベースも提供している。今回の意見交換の課題の一つは、自動運転とコネクテッドカーにとって重要な、中国からドイツへの国境を越えたデータ移転である。ドイツは、自国と欧州連合の企業にとって具体的な改善が図られるように取組む。
[DW編集局]