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- 国・地域名:
- 米国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 国家科学審議会(NSB)
- 元記事公開日:
- 2024/04/22
- 抄訳記事公開日:
- 2024/06/10
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NSB、米国・中国が知識・技術集約型産業の世界トップの生産国であることを示す報告書を発表
New report shows U.S. and China are world’s top producers of Knowledge-and tech-intensive industries
- 本文:
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(2024年4月22日付、国家科学審議会(National Science Board:NSB)の標記発表の概要は以下のとおり)
本日、NSBは「科学工学指標2024年版」の一部として報告書「知識・技術集約型産業による生産と貿易(Production and Trade of Knowledge- and Technology- Intensive Industries)」を発表した。本報告書によると、2022年、世界全体で知識・技術集約型産業(KTI)は11兆1,000億ドルの付加価値を生み出し、米国(3兆ドル)と中国(2兆9,000億ドル)が世界をリードしている。米国は半導体のイノベーションと研究開発のリーダーだが、米国の半導体生産量(世界シェア18%)は中国(同32%)など他の主要生産国に遅れを取っている。
KTI産業は、研究開発投資と競争力、国家安全保障、エネルギーの持続可能性、健康、通信等の政策課題に取り組む上で重要である。その他,本報告書では以下が報告されている。
・米国はKTIサービスの世界最大の生産国(2022年の付加価値世界シェア40%)であり、中国はKTI製造の最大の生産国である。
・米国は、2022年の付加価値額シェアが2つのKTI製造業、すなわち航空・宇宙船(57%)および医療・歯科器具(37%)において世界最大である。
・2021年、米国はKTI関連サービスで1,930億ドルを輸出し、これらのサービスで1,020億ドルの貿易黒字を達成した。
・米国のKTI生産はいくつかの州に集中しており、上位5州、カリフォルニア州(25%)、テキサス州(8%)、ワシントン州(6%)、ニューヨーク州(5%)、マサチューセッツ州(5%)、が2021年の米国のKTI付加価値の約半分を占める。 [DW編集局]