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- 国・地域名:
- ドイツ
- 元記事の言語:
- ドイツ語
- 公開機関:
- フラウンホーファー協会(FhG)
- 元記事公開日:
- 2024/05/27
- 抄訳記事公開日:
- 2024/07/03
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仏独両大統領がドレスデンのフラウンホーファー研究所を訪問
- 本文:
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(2024年5月27日付、フラウンホーファー協会(FhG)の標記発表の概要は以下のとおり)
ドイツのシュタインマイヤー(Frank-Walter Steinmeier)大統領の招待で、フランスのマクロン(Emmanuel Macron)大統領が24年ぶりに国賓としてドイツを公式訪問した。3日間のプログラム期間中、両大統領は、ドレスデンのフラウンホーファー・フォトニック・マイクロシステム研究所(IPMS)を訪問し、欧州の技術主権にとって、マイクロ・エレクトロニクス分野におけるドイツとフランスの協力の重要性を強調した。
ドレスデンは、ヨーロッパで最も重要な半導体産業拠点の1つであり、欧州の技術的自立を高めるための重要な柱である。公式訪問の中で技術と科学に関連する唯一の議題がドレスデンで行われたのは偶然ではない。
フラウンホーファーIPMSでは、両大統領と政界、科学界、産業界の要人が、マイクロ・エレクトロニクス、医療技術、量子技術分野におけるハイテク研究のデモンストレーションを見学した。
ウエハー上に製造される最新の半導体コンポーネントに加えて、機械工学における状態監視用のセンサーリングや、手術室でがん細胞をリアルタイムで検出するためのレーザ・スキャナー顕微鏡などの紹介も行われた。
フラウンホーファーIPMS研究所は、300 mmウエハー上のマイクロ・エレクトロニクスなどで、フランスの最も重要な研究機関であるCEA-Leti(電子情報技術研究所)と長年にわたって協力関係を築いてきた。CEA-Letiは、マイクロエレクトロニクス・ドイツ研究機構(FMD)が率いる欧州のコンソーシアムの重要なパートナーでもある。
フラウンホーファーと原子力・代替エネルギー庁(CEA)の研究所間の協力関係をさらに拡大するために、CEA会長のジャック(Francois Jacq)氏とフラウンホーファー・研究インフラ・デジタル化担当役員であるミュラ=グレーリング(Axel Müller-Groeling)教授は、覚書に署名した。その目的は、マイクロ・エレクトロニクス、量子技術、太陽光発電および水素技術、CO2と重要な原材料の循環型経済、および最先端のバッテリー技術などの戦略的分野で、より緊密な交流と共同イニシチブを開始することである。
[DW編集局]