[本文]

国・地域名:
英国
元記事の言語:
英語
公開機関:
科学・イノベーション・技術省(DSIT) 
元記事公開日:
2024/05/22
抄訳記事公開日:
2024/07/10

AIの安全性試験に新たな境地を開く850万ポンドの政府研究資金支援を発表

Tech Secretary unveils £8.5 million research funding set to break new grounds in AI safety testing

本文:

(2024年5月22日付、科学・イノベーション・技術省(DSIT)の標記発表の概要は以下のとおり)

新たなAI技術の開発から生じるリスクに対する社会のレジリエンスを向上させるために、最大850万ポンドの政府研究助成金が提供される。

英国政府は、ディープ・フェイクやサイバー攻撃などのAIのリスクから社会を守る方法の研究や、生産性の向上などAIのメリットの活用を支援する研究者に助成金を提供する。
最も有望な提案はより長期的なプロジェクトへと発展し、さらなるファンディングを受けられる可能性がある。

本プログラム(www.aisi.gov.uk で公開)は、英国政府の先駆的なAI安全研究所内において、英国研究所に出向予定のAI安全性研究者のShahar Avin氏と、英国AI安全研究所の研究ディレクターのChristopher Summerfield氏によって主導される。本研究プログラムは、UKRIおよびアラン・チューリング研究所との提携により実施されるが、英国AI安全研究所は海外の他のAI安全研究所との協力を目指す。応募者は英国を拠点とする必要があるが、世界中の他の研究者との協力が奨励される。

この新規助成金プログラムは、研究所の権限を拡大し、(AIの影響を社会レベルで緩和する方法を理解し、この技術がもたらした変革に我々の組織、システム、インフラがどのように適応できるかを研究することを目的とした)「体系的なAI安全性」という新興分野を含めるように設計されている。

[DW編集局]