[本文]

国・地域名:
英国
元記事の言語:
英語
公開機関:
運輸省
元記事公開日:
2024/05/20
抄訳記事公開日:
2024/07/09

自動運転車法の成立により、2026年までに公道での自動運転車が走行可能となる

Self-driving vehicles set to be on roads by 2026 as Automated Vehicles Act becomes law

本文:

(2024年5月20日付、英国運輸省(DfT)の標記発表の概要は以下のとおり)

英国政府の世界をリードする自動運転車(AV)法がこのほど(2024年5月20日)成立したことで、自動運転車が2026年までに英国の道路を走る可能性がある。

AV法は、英国の道路上で車両を安全に走らせるための先進技術を実現する。この新法により、英国は自動運転技術規制の最前線にしっかり立ち、推定で最大420億ポンドの価値のある産業の可能性が解き放たれ、2035年までに3万8,000人以上の技能職を創出することになる。

本法律の中心は道路の安全であり、自動運転車は、道路衝突事故の88%の原因となっている人為的ミスを減らすことで、道路の安全性の向上が期待される。

この法律により、自動運転車は、少なくとも慎重かつ有能な人間のドライバーと同等の安全レベルを達成し、道路での走行前に厳格な安全性チェックを満たすことが義務付けられる。したがって、将来的には飲酒運転、スピード違反、疲労、不注意による死亡や負傷が大幅に減少する可能性がある。

AV法は、すでに全国で行われている自動運転の試験に続くものである。例えば、英国生まれの成功企業であるWayve社とOxa社は、ロンドンとオックスフォードで自動運転車の試験運用を行っている。今月、Wayve社が英国でAI技術をさらに開発するため10億ドル以上の投資を確保したことが明らかになった。

[DW編集局]