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- 国・地域名:
- 米国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- エネルギー省(DOE)
- 元記事公開日:
- 2024/06/06
- 抄訳記事公開日:
- 2024/07/19
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DOE、核融合エネルギー戦略の新たな10年計画を発表
- 本文:
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(2024年6月6日付、エネルギー省(Department of Energy:DOE)の標記発表の概要は以下のとおり)
バイデン政権の商用核融合エネルギー10年ビジョンの2年目を迎え、DOEは本日、「DOE核融合エネルギー戦略2024」を発表し、大統領府科学技術政策局との共催イベントを催した。
今回の新戦略2024は、商用核融合パイロット・プラントまでの科学‐技術間のギャップの解消、持続可能で公平な商用核融合の展開までの道筋の整備、および外部とのパートナーシップ構築と活用、という3つの柱から構成される。
同戦略に向けてDOEは「核融合イノベーション研究エンジン(FIRE)協力」に1億8,000万ドルを資金提供する。これはDOEの「核融合エネルギー科学(Fusion Energy Sciences:FES)プログラム」による科学研究と核融合産業の拡大する需要との橋渡しをすることを共通の目標とするチームを形成するものである。
10年ビジョンに関するその他進捗は以下のとおり、
●「核融合エネルギー戦略2024」および「Building Bridges」と題した新たなFESビジョンの発表。商業的に関係する核融合パイロット・プラントに対する科学技術ギャップ解消に向けたロードマップ策定が予定されている。
●「マイルストーンベース核融合開発プログラム」にて8つの採択先と合意締結。商用核融合への民間投資を促進し、核融合エネルギーのパイロット・スケールの実証に向けた道筋において、重要な科学的、技術的、商業化の課題を解決する企業を支援する。
●「核融合エネルギー官民コンソーシアム・フレームワーク(PPCF)」案に関する情報提供要請(RFI)を発表。PPCFは、州政府/地方自治体、民間・慈善団体の資金、および新たなパートナーシップを結集することにより、マイルストーン・プログラムとFIRE協力を補完する。 [DW編集局]