6月14日、中国国家自然科学基金委員会（NSFC）と工業情報化部の「大型航空機基礎研究共同基金」の調印式が北京で開催された。

　席上、工業情報化部の金壮龍大臣は、中国の大型航空機産業の発展を支えるためにコア技術に焦点を当てた基礎研究を推進するべきで、特に、産学および顧客の連携により、基礎理論から技術検証、そして応用までの産業・科学技術チェーンを開放し、大型航空機の開発に向けた強固な基盤を築く必要があると述べた。また、この共同基金を科学技術・イノベーションの基とし、関連する人材の育成を広く推進するとした。

　NSFCの竇賢康理事長は、近年、中国の大型航空機産業は技術革新と自主的な研究開発によって目覚ましい発展を遂げており、今回の共同基金の設立は、両部門が基礎研究分野での協力をより強化し、大型航空機産業をさらに発展するための重要な取り組みであると指摘した。

[DW編集局]