（2024年6月24日付中国工業情報化部の標記報道の内容は次のとおり）

教育、科学技術、産業の間の融合を深め、国家ハイテクパークと国家大学サイエンスパーク内の大学が高レベルの協力を展開し、企業のイノベーションと新たな発展を促進するため、中国工業情報化部、教育部、科学技術部は共同で、「百園百校万企」イノベーション協力活動を組織する。

1．総合目標
国家ハイテクパーク、大学と企業の優位性の相互補完、資源の共有を推進する。成果の移転、技術研究、人材育成に関し協力を深め、連携を確立し、多くの科学技術イノベーションの成果を実現し、多くの重要な技術問題のブレークスルーを達成する。多くの優れた科学技術人材を送り込み、企業のイノベーションを増強し、イノベーション能力を高める。

2．重点課題

（1）成果と実装を繋げる。各地方の教育、科学技術当局は、国家科学技術プロジェクトと連携して、大学の優れた科学技術成果を選択し、実装リストを作成する。各地の国家ハイテクパーク当局は、産業発展ニーズと実装リストに基づき、成果の展示、プロジェクトの説明会、革新技術のコンテスト等を実施する。

（2）共同研究を実施する。各地の工業情報化当局は、優れた企業から研究ニーズを募り、「イノベーション公募」の形式で研究リストを公表する。国家ハイテクパークと国家大学サイエンスパークはそれぞれの内部企業を組織し、大学、研究開発機構等のイノベーション主体と連携して共同で「公募」を行い、共同研究を実施する。

（3）産業と教育の融合を行う。国家ハイテクパークは区内企業を組織して大学との協力を強化し、「企業が問題を提示し、教師と学生が共同で創造する」という新しいメカニズムを共同探求する。プロジェクトベースの教育を実施し、第一線のイノベーション企業の応用シーンに根ざして体系化された起業家教育体系を確立し、イノベーション実践の中で卓越したエンジニア、優れた技能者と起業家精神に富んだ起業家の予備軍を育成する。

3．実施計画
（1）各地の国家ハイテクパーク管理部門が2024年7月31日までに提出する。

（2）実施期間；2024年6月からの１年間

（3）各国家ハイテクパーク当局は、2024年12月、2025年6月までに中期評価及び総括評価を行い、報告書を作成する。

[DW編集局]