[本文]

国・地域名:
英国
元記事の言語:
英語
公開機関:
英国政府化学者研究所(Government Chemist)
元記事公開日:
2024/06/19
抄訳記事公開日:
2024/07/25

知識移転共同プログラムの効果

Impact of Joint Knowledge Transfer programme

本文:

(2024年6月19日付、英国政府化学者研究所(Government Chemist)の標記発表の概要は以下のとおり)

食品基準および食品安全分析に関する知識移転共同枠組みは、政府間資金(政府化学者研究所/環境・食糧・農村地域省(Defra)/食品基準庁(FSA)/FSスコットランド)による知識移転(KT)プログラムである。その目的は、科学的KT活動の戦略的プログラムを普及させ、食品の安全性と基準分析における英国の研究所の能力とベストプラクティスを支援することである。

実施される活動は、公的管理業務に携わる人々に重点を置いて、研究所のスキル向上を目的としている。この枠組みにより、新たに出現する食品安全性および基準の検出方法に関するトレーニングの提供、それらの適用におけるベストプラクティスの普及、現在の分析ニーズと新たな分析ニーズに対応するためのツールと知識の提供も可能になる。

活動/テーマは、インテリジェンス主導のリスクベースの新たなテストニーズに対応し、将来を見据えたラボテスト機能を提供するために、毎年優先順位が付けられる。トレーニングの提供には、ウェビナー、ワークショップ、電子セミナー(eセミナー)、作業手順書など、さまざまなフォーマットが使用される。

枠組みの効果を評価するために、2017年4月から2023年3月までの期間を対象とする2つの作業プログラムの成果を調査する効果分析が実施された。分析の結果は、知識移転共同枠組みが、英国の食品分析研究所の能力と知識にプラスの影響を与える戦略的なKTを提供するための効率的かつ効果的な共同メカニズムを提供していることを明確に示している。

[DW編集局]