ビジネス・イノベーション・技能省(BIS)の2014年10月22日付標記報道発表の概要は以下のとおり。

英国全土の実業界・大学界は、食の安全・持続的供給、除草、家畜の病気など世界の農業で最も大きな課題の一部解決に向けたイノベーションの推進に向けて、政府及び産業界から500万ポンドの出資を受ける。

上記500万ポンドは、2013年7月に「英国農業技術産業戦略」の一環として発表された7,000万ポンドの「農業技術カタリスト」(Innovate UK（旧TSB）及びバイオテクノロジー・生物科学研究会議(BBSRC)が運営)プログラムを通して配賦される第2次ファンディングの一部である。

「農業技術カタリスト」プログラムには、研究室から市場を見据えたプロジェクトの契機とするべく、科学界・実業界間の共同研究を支援する狙いがある。今回のイノベーションには、難点のある農地での自動ロボット除草噴霧器や、糖尿病患者向けに改良を加えたパン製品に使用される穀物の開発などがある。

[DW編集局]