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- 国・地域名:
- 英国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 英国研究・イノベーション機構(UKRI)
- 元記事公開日:
- 2024/07/08
- 抄訳記事公開日:
- 2024/08/14
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英国の環境に関する強靭性および意思決定の強化に2,430万ポンドを投資
£24.3 million to boost UK environmental resilience and decision making
- 本文:
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(2024年7月8日付、英国研究・イノベーション機構(UKRI)の標記発表の概要は以下のとおり)
新たな地域ベースの研究プロジェクトが、英国全土の強靭性、福祉、持続可能性を高め、英国沿岸地域への理解を深めることとなった。
1,480万ポンドが投資される「沿岸コミュニティ・海域の強靭性プログラム(Resilient Coastal Communities and Seas Programme)」では、英連合王国の4つの国すべてにおける沿岸コミュニティの強靭性を把握し強化するために、学際的なアプローチを採用する。本プログラムは、UKRIと環境・食糧・農村地域省(Defra)から資金支援を受ける。
同時に、経済・社会研究会議(ESRC)も、環境的に持続可能な未来に向けた地域に基盤を置くアプローチを研究する5件のプロジェクトに950万ポンドを投資し、地域および国家の意思決定を支援するエビデンスを提供する。
上記2種のプロジェクトは、次の様々な問題に取り組む各コミュニティを支援する。
・浸食と洪水による埋立地廃棄物の流出
・都市の排出ネットゼロ改修の課題
・持続可能な生活への移行における対立
・公共食料調達ネットワーク
・気候変動課題の対応における地域の重要性の理解これらのプロジェクトは協力して、公平なグリーン移行を確保しつつ、英国全土のコミュニティが環境と経済の課題に対する強靭性を構築することを支援するためのさまざまな政策提言とツールキットを開発する。
気候変動による海面上昇、高潮、海岸浸食による脅威が増大しているため、英国の沿岸地域の強靭性は極めて重要である。これらの沿岸地域は経済格差が著しく、貧困率が高く、健康や福祉に深刻な問題を抱えている地域でもある。その一方で、これらの地域は文化遺産や自然遺産が豊富にあることが多く、将来の課題に備えてそれらを保存・保護することの重要性が強調されている。
[DW編集局]