[本文]

国・地域名:
英国
元記事の言語:
英語
公開機関:
科学・イノベーション・技術省(DSIT) 
元記事公開日:
2024/07/26
抄訳記事公開日:
2024/09/03

5つの量子ハブへの1億ポンド強の資金投入でヘルスケア・サイバーセキュリティ・運輸分野などの研究開発を推進

Over £100 million boost to quantum hubs to develop life-saving blood tests and resilient security systems

本文:

(2024年7月26日付、科学・イノベーション・技術省(DSIT)、ピーター・カイル(Peter Kyle)大臣による標記発表の概要は以下のとおり)

5箇所の新規研究ハブに対する政府の1億ポンド強の資金支援により、量子技術を通じて、より高速な医療用スキャナー、安全な通信ネットワーク、次世代のナビゲーション・システムが実現される予定である。これらのハブは研究者と企業を結集し、科学的専門能力と人材を実用的ノウハウやリソースと併せて活用することで、医療、セキュリティ、クリーンエネルギーなどの領域で人々の生活に直接影響を与える画期的な量子技術を開発する。

量子分野の新たなイノベーションは、ハブでGDP成長につながる新技術を生み出すことで経済成長を加速させるという第一の政府ミッションの達成だけでなく、科学技術産業におけるイノベーションにより英国を再建するという政府ミッションの達成にも貢献する。

グラスゴー、エジンバラ、バーミンガム、オックスフォード、ロンドンに設置される各ハブは、英国全土の主要大学が主導し、業界のパートナーと緊密に連携する:

 英国量子バイオメディカル・センシング研究ハブ(ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンおよびケンブリッジ大学)
 英国量子技術センシング・イメージング・タイミング・ハブ(バーミンガム大学)
 統合型量子ネットワーク量子技術ハブ(ヘリオット・ワット大学)
 統合および相互接続型実装による量子コンピューティング・ハブ(オックスフォード大学)
 量子利用による位置、ナビゲーションおよびタイミングの英国ハブ(グラスゴー大学)

これらのハブは英国研究・イノベーション機構(UKRI)の工学・物理科学研究会議(EPSRC)により運営され、EPSRC、UKRIのバイオテクノロジー・生物科学研究会議と医学研究会議、国立衛生研究所から計1億6百万ポンドの支援を受ける。

[DW編集局]