[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
連邦経済・気候保護省(BMWK)
元記事公開日:
2024/07/19
抄訳記事公開日:
2024/08/26

公益を指向する企業への強力な支援

Starker Schub für Gemeinwohlunternehmen

本文:

(2024年7月19日付、連邦経済・気候保護省(BMWK)の標記発表の概要は以下のとおり)

BMWKは「公益を志向する企業への支援 – 持続可能なインパクトを求めて」と題する新たなプログラムを開始した。その目的はドイツにおける公益志向企業を適切な援助により強化し、起業に至る刺激を与えることにある。

ドイツにはイノベーティブな循環経済、社会統合の成功、気候保護に対する有効策、優れた教育などを主要事業とする公益志向企業が約8万社ある。

公益志向企業に対する助言、情報、ネットワーク作りへの支援は、インパクト・ハブ、インキュベーター、アクセラレーター、コワーキング・スペース、各種の経済支援策、あるいは商工会議所、技術・起業センター、大学を通して行われる。これまでBMWKが行ってきた“React with impact”プログラムの後継ということになる。本プログラムを通して公益志向企業が助言やさまざまな支援を受けることで、必要な能力をつけ、経営上の知識を獲得し、交渉力も強くなる。

このプログラムは2028年12月31日まで運用され、その間に約1億1,000万ユーロの予算が用意される。そのうち約5,560万ユーロは欧州社会基金プラス(Plus)が資金拠出する。この結果、このプログラムはドイツにおける公益志向企業に対する支援としてはこれまで最大となる。

ギーゴルトBMWK事務次官は、「公益志向企業は社会変革のドライバーである。この度の政策発表にあたりBMWKは「社会変革と公益志向企業のための国家戦略」における70の施策をすべて今回の目的実現のために実行する。BMWKは公益志向企業設立の新たな波に対するブレーキを解き、社会とエコロジーの変革を加速する。」と語っている。

[DW編集局]