[本文]

国・地域名:
中国
元記事の言語:
中国語
公開機関:
北京日報
元記事公開日:
2024/08/13
抄訳記事公開日:
2024/09/13

北京市政府 「若手科学技術者育成プログラム」が北京に若い人材を供給する

青领专项”创新青年科技人才发现、培养、使用、保障机制 为北京竞逐新质生产力注入人才活水

本文:

(2024年8月13日付北京日報の標記報道の内容は次のとおり。)

新しい科学技術革命と産業の変革により北京市は、国際科学技術イノベーションセンターとしてハイレベル人材を輩出してきたが、今後より若い人材が求められている。

若手人材は国家戦略の源である。2020年から実施されている「若手科学技術者育成プログラム」(「若手育成プロ」と略)は、企業の人材養成を推し進めてきた。今まで500以上の若手の科学技術人材を育成し、半導体、人工知能、生物医学等の新興産業と未来産業の多くの「チョークポイント核心技術」の展開をリードし、北京市が進める「新質生産力」の創出に人材を輩出している。

まず企業に権限を与え、企業が課題攻略の必要に応じて育成チームを組織することを奨励し、市政府は契約に基づいて「資金+人材政策」のワンパッケージの支援を提供している。プロジェクトの実施以降、初めの25社のプロジェクトチームの人数は3年間で197人から335人に増え、そのうち博士は4分の1に達している。続いて始まった22社では131人から239人に増えている。これら人材の中にはエンジニア、国際的イノベーション型管理人材だけでなく、製品マネージャー、投資家などが含まれている。

また、「若手育成プロ」は新興産業と未来産業のフロンティア分野に焦点を合わせ、「プロジェクトの実力、人材の活力、発展の潜在力」の評価に従い、攻略課題の選別とトレーニング経費、ポスドクワークステーション等の支援を提供している。この結果、10名が北京市科学技術賞を獲得、2名が国際的に有名な賞を受賞したほか、ある若手人材は、「未来科学大賞」数学コンピュータ科学賞を獲得し、同賞創設以来最年少の受賞者となった。

さらに、「若手育成プロ」は専門機関と企業の人材を棚卸し、「人材需要マトリクス」を作成することで、重責を担える人材の発掘に加え、優秀な人材が才能を発揮して起業する機会を提供している。

[DW編集局]